百歳夫婦・百歳双子など

[名無し]

１００歳　鎌田夫妻をお祝い＊首相、知事が記念品＊奥尻
2011.09.27　北海道新聞朝刊地方　22頁　渡桧　(全344字)　

　【奥尻】町内松江在住でともに満１００歳の鎌田由雄さん、ミエさん夫妻に２０日、野田佳彦首相と高橋はるみ知事からの祝い品などが贈られた。

　由雄さんは１９１１年（明治４４年）６月、ミエさんは同年１月、ともに奥尻町松江生まれ。今も２人で暮らす。

　道によると、９月１日現在、夫婦とも１００歳以上は道内で６組。

　２人は自宅向かいにある長男（故人）の妻鎌田孝子さん宅で、首相からの祝い状と銀杯、道知事からの祝い状と祝い品の額縁が山崎峰男檜山振興局長から贈られた。町からも花束と記念の毛布がプレゼントされた。

　ミエさんは少し体調が悪いとのことだったが、由雄さんは「遠くまで来てもらい、ありがとうございました」としっかり答えていた。

（満島章通信員）

【写真説明】山崎振興局長から祝い状を贈られた鎌田さん夫妻



１００歳以上、４万７７５６人＊全国＊４１年連続で最多更新＊道内２１７８人
2011.09.13　北海道新聞夕刊全道　14頁　２社　(全1,397字)　

　全国の１００歳以上の高齢者は昨年より３３０７人多い４万７７５６人に上ることが１３日、敬老の日（１９日）を前にした厚生労働省の調査で分かった。１９７１年から４１年連続で過去最多を更新した。また、道内の１００歳以上は２１７８人で、昨年より１６１人増えた。

　都道府県などを通じ、１５日時点での１００歳以上の高齢者の人数を１日現在で調べた。ただ、数字は住民票を基にしており、東日本大震災による行方不明者らが含まれている可能性もある。昨年、一部高齢者が住民票に記載された住所に住んでいない所在不明問題が表面化したが、同省は「被災地に負担をかけないため、面会などでの確認は求めなかった」（高齢者支援課）としている。

　男女別では女性が４万１５９４人と初めて４万人台を突破した。男性は６１６２人だった。長寿日本一は女性が佐賀県基山町の長谷川チヨノさん、男性が京都府京丹後市の木村次郎右衛門さんで、いずれも１１４歳。

　道内の男女別は女性が１８３２人、男性が３４６人。道によると、１２日現在の道内の最高齢者は女性がオホーツク管内小清水町の小野ハツエさん（１１２）、男性は帯広市の早坂忠二郎さん（１０９）。そろって１００歳以上の夫婦は後志管内余市町の大嶋行直さん（１０３）、米子さん（１０１）ら６組だった。

　人口１０万人当たりの１００歳以上の高齢者数は全国平均が３７・２９人。都道府県別では島根が７５・７０人で１位となり、高知の６７・５８人、沖縄の６６・０４人が続く。北海道は３９・５４人で２９位だった。

　また、本年度中に１００歳になる高齢者数（１日現在）は全国で前年度比１６８３人増の２万４９５２人。道内は昨年より１４人多い１０７４人だった。祝い状などを贈呈することから、都道府県などを通じて面会したり、医療保険の利用状況を基に安否を確認した結果、所在不明者はいなかった。

＊国内最高齢１１４歳　長谷川さん、木村さん

＊施設の職員に穏やかに反応

　国内最高齢の長谷川チヨノさん（１１４）は、１９９９年に佐賀県基山町の介護老人保健施設「あおぞら」に入所。４人部屋で暮らしている長谷川さんは特に持病もなく、施設職員が声を掛けると「ありがとう」「ご苦労さま」などと、穏やかに応えているという。

　同施設によると、長谷川さんは食堂のおはぎがお気に入り。ベッドの上で横になって過ごすことが多いが、１日３食をしっかり食べ、体調が良ければ、車いすで施設の行事にも参加している。長谷川さんは１８９６年（明治２９年）１１月２０日生まれ。佐賀県によると、世界で２番目に高齢という。

＊３食欠かさず小食心掛ける

　男性長寿日本一は京都府京丹後市に住む木村次郎右衛門さん。１８９７年（明治３０年）年４月１９日生まれの１１４歳で、今年の誕生日には男性の長寿世界一に認定された。

　家族の話を聞き取りした同市によると、木村さんは長男の妻と孫の妻の３人暮らし。孫は１４人、ひ孫２５人、玄孫１２人がいる。

　最近は好きだった新聞を読むことやテレビで相撲を見ることもなく、日中はベッドに横になっていることが多いが、家族の問い掛けにはしっかりと答えるという。

　一番の楽しみは食事。小食を心掛け、３食欠かさず、家族の介助なく食べる。朝７時に起き、夕方６時に夕食を食べた後に就寝する規則正しい生活を送っている。

【写真説明】長谷川チヨノさん

【写真説明】木村次郎右衛門さん