百歳夫婦・百歳双子など

[名無し]

夫婦そろって１００歳超え　美馬市の加藤さん　２人で長生きできて幸せ
徳島新聞　2017.12.25　朝刊　10頁　(全571字)　

美馬市美馬町山西屋敷の加藤キミヱさんが２４日、１００歳の誕生日を迎え、１０１歳の夫・常雄さんと共に１００歳超えの夫婦となった。同市によると、市内で夫婦共に１００歳台は、加藤さん夫妻だけ。常雄さんは「親戚に１００歳まで生きた人はおらず、偶然２人とも１００歳を超えられた。多くの人に祝ってもらえてうれしい」と喜んでいる。

キミヱさんは１９１７（大正６）年生まれ。２４歳の時に衛生兵だった常雄さんと結婚し、終戦前後を広島、大分両県で過ごした。戦後２年ほどで２人の出身地である旧美馬町に戻り、タバコの栽培を手掛けながら４男１女を育てた。

一緒に住む長男を除く４人は県外で、６６年ごろからは年末年始の約１週間、それぞれが暮らす愛知、京都、兵庫、岡山の各府県を順番に夫婦で訪問。２００６年まで毎年欠かさず旅行し、２人の楽しみだった。

キミヱさんは畑仕事が好きで、９５歳まで畑の草むしりなどに精を出した。９７歳で体調を崩してからは、美馬町の介護老人保健施設や病院で過ごしており、常雄さんが２カ月に１回、キミヱさんを見舞っている。

この日、キミヱさんは病院で子どもや孫、ひ孫ら約１５人に囲まれ、県や市の祝い状などを受け取った。

自身の体調面などを考慮し、自宅で祝った常雄さんは「旅行をしていたのもついこの前のようで、ここまで早かった。２人で長生きできて幸せ」と話した。