その他 日本の長寿者

[takeoinishie]

今回の問い合わせの回答を頂き、幾つか判明した事があります。

1.過去の各都道府県内最高齢者の資料は、各都道府県で既に保存していない可能性が高い
福島県は毎年、歴代県内最高齢者の変遷（毎年9月現在）を公表されていたので、もしかすると過去の資料を持っているのではないかと思い、問い合わせしました。しかし、資料の保存期限が過ぎているという事で、確認出来ないという事でした。
茨城県からの回答も同様でした。

2.各都道府県内男性最高齢者の訃報は公表又は各都道府県が把握していない可能性が高い
埼玉県からの回答によると、県内男性最高齢者の訃報は非公表、長崎県からの回答によると、県内男性最高齢者の訃報は未把握。
兵庫県からの回答によると、現在は県内男女最高齢者の訃報を把握している様ですが、2012年以前は常時調査を行っておらず未把握との事でした。

3.最高齢者の訃報が高い頻度で公表される都道府県で、訃報記事が確認出来ない場合は、訃報を非公表とされている可能性が高い
埼玉県、福島県、山口県からの回答によると、個人情報保護の観点から公表を控えさせて頂いているとの事でした。

結論）
Limboケースの調査は一筋縄では行かない事が、今回の問い合わせの回答を頂き、わかりました。
「急がば回れ」という諺にもある様に、地道に地方紙を調査するしか、Limboケース入りを解決する方法が無い様です。
又、過去の長寿者の情報を既に各都道府県が持っていない可能性が高い事を考えますと、R.T.さんのホームページに掲載されている「都道府県別歴代最高齢者」は、非常に有用で、唯一無二のデータベースであると思われます。

今回の問い合わせに関しては、長崎県からの回答を、訃報が公表されていた証拠もあってか、一番期待していました。
しかし、回答を得られず、今回の問い合わせで、得られた新たな情報は、岡田正夫氏の生年月日、歴代埼玉県内最高齢者の前後関係のみでした。
北村信吾氏が亡くなられたから1年以内に（よく利用している図書館の地方紙の所蔵期間は1年）、長崎新聞を調査する事が叶わなかった事を、今でも後悔しています。