平成期（1989-2019）の日本人長寿者

[山田みゑ]

■秋田県
高橋ナヲ　2004年10月12日没
秋田魁新報、朝刊、2004.10.14、23頁、「＜死亡記事＞県内最高齢１０７歳の高橋さん（雄勝町）が死去」
高橋さんの次代は107歳の酢屋木ん（こん）さん。

"高橋さんの死去に伴い、県内最高齢者は同じく百七歳の酢屋〓（※２）（こ）んさん（秋田市）となった。

　［〓の※１は糸へんに宏、※２は木の草書体］"

酢屋木ん　明治30年（1897年）9月10日 - 2005年1月8日
秋田魁新報、朝刊、2005.1.8、25頁、「＜死亡記事＞１０７歳で県内最高齢の酢屋さん死去」

"百七歳で県内最高齢の酢屋〓（こ）んさんが一日午後六時、急性肺炎のため秋田市楢山登町四ノ五〇の自宅で死去した。葬儀は近親者により六日行った。

　酢屋さんは明治三十年九月十日、仙台市生まれ。後に秋田市に移り、建設業を営む酢屋政五郎さんと結婚した。近年は自由に外出することはなかったが、家族とおしゃべりしたり、歌を歌ったりすることが楽しみで静かに暮らしていた。年末から体調を崩していたという。"

■富山県
中田りて　2000年5月13日没
北国・富山新聞、朝刊、2000.8.13、「旧盆を迎えた人たち」
"●〔社会〕

　社会福祉法人マーシー園理事長、元井波町教育委員長の野原寅蔵氏（７３）＝四月二日＝、富山市民病院長の広野禎介氏（６５）＝昨年十月二十七日＝、ゆい内科クリニック院長で元済生会高岡病院長の由井米光氏（６９）＝一月十日＝、元富山赤十字病院副院長の永森正秋氏（７３）＝七月六日＝が逝（い）った。県内最高齢で百七歳の中田りてさん（平村）は五月十三日、天寿を全うした。"

今月はここまで。